T120360
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12果、関節機能が失われることになります。関節の末期病像として変形、脱臼、拘縮および強直性変化がほどんどの症例でみられます。例えば、手指の変形としては、スワンネック変形、ボタンホール変形、尺側偏位がみられます(図2b~d)。また、足趾では槌趾がみられます(図2e)。図2 関節の変形 (文献4より改変)PIP関節DIP関節a:紡錘状腫脹b:スワンネック変形c:ボタンホール変形d:尺側偏位e:槌趾。足趾の付け根の関節が亜脱臼するため、足趾が背側に曲がります。図3 関節リウマチの手指・手関節X線の変化a:両側手指・手関節X線写真。は骨破壊があります。b:IP関節拡大図。骨破壊がみられます。c:CM関節拡大図。骨破壊がみられます。DIP関節:遠位指節間関節(distalinterphalangealjoint)、PIP関節:近位指節間関節(proximalinterphalangealjoint)、MP関節:中手指節関節(metacarpophalangealjoint)abcDIP関節MP関節PIP関節CM関節
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