302080380
15/16

5骨の名前を覚えよう!1章 整形外科の総論脊椎の骨 脊椎には、頚椎が7個(うち、上から2個の環かん椎ついと軸じく椎ついはかなり個性的な形をしています、→p.124)、胸椎が12個、腰椎が5個あります。 脊椎は、骨盤(腸ちょう骨こつ、坐ざ骨こつ、恥ち骨こつ、仙せん骨こつ)と連結して体幹の中央を構成しています。胸椎には、肋ろっ骨こつが左右12対くっついています。そして肋骨は、前方では肋ろく軟なん骨こつを介して胸骨にくっついています。 背中を後ろから見ると、肋骨の裏側に、左右に大きくて薄い煎せん餅べいのような骨、肩けん甲こう骨こつがあります。肩甲骨は三角形の形をしていますが、外側は肩まで張り出しています。そして、肩甲骨と胸骨を連結しているのが鎖さ骨こつです。胸骨、鎖骨、肩甲骨、肋骨、胸椎で胸郭を形成しています。肋骨肩甲骨鎖骨椎骨上面腰椎側面●椎骨の腹側部分=椎体。●椎体の孔(椎孔)が連なったものが脊柱管で、中に脊髄と馬尾神経が通っている。●椎体間にはクッションの役割を果たす椎間板がある。●椎間板はゼリー状の髄核の周囲を線維輪が覆っている。●脊柱=脊椎。●横から見るとゆるいS字カーブを描いている。頚椎、腰椎は前弯、胸椎は後弯している。椎弓椎孔椎体線維輪髄核椎間板脊柱頚椎(7個)胸椎(12個)腰椎(5個)仙骨尾骨第1胸椎第7頚椎鎖骨胸骨柄胸骨胸骨体剣状突起第1肋骨肋軟骨第12胸椎第12肋骨背面胸郭

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る