褥瘡発生のメカニズム1圧縮応力 血管圧力(垂直方向) 圧力(垂直方向) 剪断応力 引っ張り応力 血管引っ張り応力 骨骨摩擦力 ずれ力(水平方向)圧縮応力 圧縮応力 円形に近く、深さも均等 圧縮応力が主な要因剪断応力に伴う組織の歪みにより深さと範囲が不均一 (点線は褥瘡発生時の形状)圧縮応力と剪断応力が要因 ベッドの上面に体重が加わると、ベッドの上面から逆に身体の組織に圧縮応力が生じる。組織の深部に圧縮応力が生じると、引っ張り応力により血管がつぶれる。骨突出部周囲の組織や浸軟した皮膚では剪断応力が大きくなる!頭側を挙上すると、身体は下方にずり落ちようとするが、皮膚と寝具との間に摩擦力が水平方向に働き、その位置に留まろうとする。同じ組織に2つの力が逆方向に生じて、組織が歪む(剪断応力)。剪断応力が加わると血管の変形が強くなり、血流障害が増強する。●❶褥瘡発生に関わる外力圧縮応力と剪断応力による褥瘡の形状の違い●❷10
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