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動悸を訴えて来院した72歳の男性.診断はどれか?❶洞頻拍 ❷心房細動 ❸心房粗動 ❹房室回帰性頻拍 ❺房室結節回帰性頻拍選択肢Q16国試♥♥♥31031-032_shinden-tra_ABE_02.indd 312018/03/19 17:43どこを見る? どう考える?総合的診断と治療●●3〜4:1の房室伝導になるとRR間隔が開く(Windowが開く)ので,下図のように粗動波が明らかになる.下壁誘導(Ⅱ・Ⅲ・aVF)で鋸歯状波を認め,典型的な三尖弁周囲を回旋する心房粗動.●●カテーテルアブレーションによる根治が高率に望める疾患である.・上図の矢印で示すように心房は約300/分で規則正しく興奮.・心室レートはその半分の150/分,つまり房室伝導は2:1.・心房粗動波が2回に1回,QRSの終末部と重なっているので,Ⅱ誘導ではS波,V1ではr'波のように見える.「150/分の頻拍は粗動の2:1を疑え」が原則.その目で見るとQRSに隠れた粗動波が見えてくる.❸心房粗動(2:1房室伝導)【 基礎編 】P.141参照ⅡⅡV1V1同患者のベラパミル投与(房室伝導抑制薬)後⬇⬇⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬆⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇A16●右ページに問題、その裏に解答ページがあります。●3段階に分け難易度の低い問題から示しています。Q1からはじめても、ランダムに取り組んでも構いません。●特別編として最後に難問を3題掲載しています。ぜひチャレンジしてみてください。●繰り返し問題に取り組むことで、心電図をよむ力がぐっとアップします。本書の使い方心電図の注目ポイントと考え方を解説心電図の注目ポイントを図示正解の選択肢はこれ!シリーズ書籍【基礎編】の参照ページもあり!問題の難易度は3段階( ♥♥♥ 易しい ⇔ ♥♥♥ 難しい)医師国家試験対策問題どんな患者の心電図か?選択肢から正解を選ぼう!総合的診断や治療・経過などを解説
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