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8まずは心電図を眺めてみよう 小さい山→針状の塔となだらかな丘。上の心電図ではこのユニットが等間隔に出現しています。小さい山はP波で心房の電気活動を現します。針状の塔はQRS波、続くなだらかな丘はT波で、いずれも心室の電気活動を反映します。 心電図は心臓の筋肉の電気活動のフレを図にしたもので、方眼紙に記録されます。横軸は時間軸、縦軸は電位の大きさを表現しています。すでに“電位”と聞いてくじけた方もいるのでは? これから心臓のしくみと心電図の成り立ちを時間経過とともに解説します。心臓のしくみ 心臓は血液を吸いこんで、送り出すことで血液を各臓器にいきわたらせます。具体的には、筋肉の袋が拡がって血液を袋にため、袋を縮めることで送り出しています。 心臓の筋肉を心筋、袋の中を内腔、内腔が拡がるのを拡張(または弛緩)、縮めるの1心臓のしくみPPQRSQRSTT

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