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bovine arch大動脈弓の分岐形状の分類大動脈弓の分岐形状:いくつかの分類が存在するが「大動脈弓の最高位から腕頭動脈分岐部までの距離が総頚動脈径の何倍になるか」でTypeⅠ〜Ⅲに分類されている。TypeⅠ:大動脈弓の最高位から腕頭動脈分岐部までの距離<左CCA径TypeⅡ:左CCA径≦大動脈弓の最高位から腕頭動脈分岐部までの距離≦左CCA径の2倍TypeⅢ:左CCA径の2倍<大動脈弓の最高位から腕頭動脈分岐部までの距離。TypeⅢになると、「大動脈弓の下位から腕頭動脈が分岐する」ため、大腿動脈アプローチの場合、大動脈弓で角度が急峻となりカテーテルの誘導が難しい。左総頚動脈が「腕頭動脈から起始する」場合にはbovine archとよばれ、大腿動脈アプローチの場合、カテーテルの誘導が難しいことがあり、橈骨動脈アプローチなどの腕からのアプローチに変更するなどの方法が必要になることもある。左総頚動脈(左CCA)左鎖骨下動脈腕頭動脈大動脈弓TypeⅠTypeⅡTypeⅢ18

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