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6.水抑制画像(FLAIR)→ 脳表や側脳室の近くにあるT2強調画像(水を抑制した画像)においての高信号病変(梗塞など)の検出に有効です。7.拡散係数画像(ADC)→DWIとともに脳梗塞の急性期診断に有効です。8.動脈スピンラベル法(ASL)→造影剤を使用せずに脳血流量を求める撮像方法です。③超音波検査1.心エコー・経胸壁心エコー→ Mモードにより僧帽弁・心室中隔・左室後壁などの心臓内組織の運動を時間的に記録します。→ドプラ法により心臓内血流の速さと方向を描出します。・経食道心エコー(trans-esophageal echo;TEE)→ 食道内に内視鏡スコープのような超音波経食道プローブを挿入して、食道内腔から走査する方法。左房内血栓や僧房弁の情報が得られます。2.経頭蓋骨(的)超音波ドプラ法(trans cranial doppler method;TCD)→頭蓋骨を通して、超音波ドプラ効果を利用して脳内血管の血流を観測します。3.血管エコー→特定の部位の血管の状態を観察します。狭窄度や流速を評価することもできます。 ・下肢静脈エコー ・頚動脈エコー④核医学検査(SPECT)1.脳血流シンチグラフィー→ ダイアモックスⓇ(アセタゾラミド)を負荷して行います。脳循環予備能を評価します。2.心筋シンチグラフィー→ タリウム製剤とテクネシウム製剤があります。負荷(運動または薬剤)をかけることにより心筋の血流分布が描出されます。虚血性心疾患や心筋梗塞の診断に有用です。IVRを支援する画像機器①IVUS(血管内超音波検査)→ カテーテルの先に付いた超音波のプローブを用いて、血管内部の様子や血管壁の厚さ内部の石灰化などを描出します(PCI・PPI・CAS施行時に使用します)。1章1-1何で見る? モダリティーの特徴1章 これだけおさえる!看護のキホン  11

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