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2.アンダーチューブタイプとオーバーチューブタイプ X線透視装置には、X線が出る管球が検査台の下方に位置した機器(アンダーチューブタイプ)と、X線が出る管球が検査台の上方に位置した機器(オーバーチューブタイプ)があります。②超音波(ultrasonography;US)装置 探触子(プローブ)から人体に超音波(人に聴こえない周波数の音)を発射し、臓器や組織に反射してできた波を受信し、波形や画像として表示します。臓器の形態や病変を把握できる検査です。X線を使用しないため、放射線被曝がありません。③CT(computed tomography)装置 X線で人体を走査(スキャン)し、コンピュータで断層画像を構成します。 走査(スキャン)とは、対象をなぞって対象物の線(面)の情報を得ることです。対象物質の情報を得たり、対象の持つ情報を再生することをいいます。 IVRにおけるCTの主な役割として、①病変そのものの検出 ②生検針などを病変に誘導する画像ガイド ③手技によって生じた合併症の有無や程度の確認があります。④MRI(magnetic resonance imaging) 装置 オープンMRIは、マグネットを上下に配置することで側面を開放した形状をしているため、閉所恐怖症の患者でも利用できる装置です。手技がしやすくリアルタイムに近い画像を描出する撮影法を採用しています。 金属でできた用具の使用が制限されるため、チタンでできた器具など特殊な手術器具も必要となり、材料費が高価になります。図1 DSADSAとは簡単にいうと「骨と血管が写っている画像」から「骨」を引いて、血管を見やすくした画像である。造影像(コントラスト像)造影前像(マスク像)サブトラクション像-=1章1-1何で見る? モダリティーの特徴1章 これだけおさえる!看護のキホン  9

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