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22 YORi-SOUがんナーシング別冊1分子標的薬:Bcr-Abl1イマチニブ血管外漏出時組織侵襲に基づく分類 なしこれだけは押さえておきたい薬の特徴◎第1世代のチロシンキナーゼ阻害薬◎疾患ごとに投与量が異なることに注意する◎投与中は定期的に血液検査を実施する催吐リスク 最小度~軽度薬の効果●慢性骨髄性白血病  ●KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍●フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病●FIP1L1-PDGFRα陽性の好酸球増多症候群、慢性好酸球性白血病●剤型/用量と薬価剤型 錠剤用量薬価ㅡ錠剤100mg:2,212.40円このように働く薬です慢性骨髄性白血病(CML)と一部の急性リンパ性白血病(ALL)にみられるフィラデルフィア染色体(Ph)は、9番と22番染色体の相互転座によって形成され、強力なキナーゼ活性を有するBCR-ABLキメラ蛋白を作り出します。この異常蛋白が恒常的に活性化することが発症の原因とされており、イマチニブは、BCR-ABLキナーゼを阻害することで腫瘍細胞の増殖を阻害します。イマチニブが登場する以前のCMLは、インターフェロンやハイドレアなどで治療されていましたが、長期間にわたって病気をコントロールできることは少なく、同種造血幹細胞移植を施行しなかった場合には、慢性期(CP)、移行期(AP)、急性期(BP)を経て数年程度で死亡することが多い疾患で商品名:グリベック®した。しかし、イマチニブの登場後はCML-CPの10年生存割合は80%を超えるようになり、その予後は劇的に改善しました。イマチニブが登場する以前のPh陽性ALLはきわめて予後不良であり、5年生存割合は10%程度でした。同種造血幹細胞移植は根治の可能性がある唯一の治療法でしたが、病勢コントロールが困難なため、実際に移植を受けることができる患者は30%にとどまっていました。しかし、Ph陽性ALLに対してイマチニブと化学療法を併用する臨床試験が国内外で複数実施され、いずれの結果も完全寛解(CR)率は90%を超え、50%以上の患者がCRを維持したまま移植を受けることが可能でした。イマチニブ併用によって従来の治療成績を大きく上回ることが示され、イマチニブはPh陽性ALLに対して追加承認されました。消化管間質腫瘍(GIST)は、胃や腸の粘膜下にある未熟な間葉系細胞に由来する肉腫です。GISTはc-Kit遺伝子異常によるKITチロシンキナーゼの亢進が発症の原因と考えられています。イマチニブはBCR-ABL以外にもKIT、PDGFRを阻害する作用があり、GISTに対して高い治療効果が示されています。また、FIP1L1-PDGFRα陽性の好酸球増多症候群または慢性好酸球性白血病は、受容体型チロシンキナーゼのPDGFRαがFIP1L1と融合し、恒常的に活性化することで好酸球が腫瘍性に増殖する疾患であり、イマチニブの有効性が示されています。代表的なレジメン(注意点も含む)CML-CPは、通常1日1回400mg、CML-AP/BPおよびPhメシル酸塩略語●GLI

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