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ますます!ますます!仁和寺の僧侶(徒然草) 13病棟のスタッフに手洗いを実施してもらうことがあります。彼らは感染対策チームの前なので、緊張しながら手洗いをします。手のひら、手の甲、指の間、手首などを一生懸命に石鹸と流水で洗い、最後にペーパータオルで皮膚をパッティングして手指の水分を取り除きます。ここで終われば「合格」です。 しかし、問題はここからです。このあとに腰などに着けているアルコール手指消毒薬のボトルからアルコールをとりだし、手に塗布してしまうスタッフがいるのです。彼らは一生懸命に手指衛生をしましたが、最後に良かれと思って行ったアルコール手指消毒は手荒れを作り出すような行為なのです。すなわち、「不合格!」ということになるのです。「石鹸と流水による手洗い」のあとの「アルコールによる手指消毒」が実施されていないことを確認することは、ラウンドの重要なチェックポイントと思います。 手術室での術前手洗いについても問題があります。 過去には、術前の手洗いでは消毒薬をつけたブラシを用いて手指~前腕をゴシゴシと擦っていました。現在はそのようなブラシ手洗いは殆ど行われていません。ブラシは手荒れを引き起こすので感染対策として有害だからです。術前の手洗いで滅菌水を用いていたこともありましたが、水道水で十分であるということから、滅菌水で手洗いをしている病院は殆ど見られなくなりました。図1 手指衛生手指が肉眼的に汚れているか?YesNo石鹸と流水での手洗いアルコール手指消毒アルコール手指消毒前後の石鹸と水による手洗いは皮膚炎を引き起こすアルコール手指消毒
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