今回、透析室看護師の透析看護の質の向上を目的に、はじめて透析室に勤める新人スタッフに向けて、身近に置いてすぐに見られるようにポケット版にした『透析看護ポケットブック』を企画しました。 医療法人社団清永会グループは、おもに慢性腎臓病に特化しており、腎不全保存期医療と腎代替療法、腎移植後の患者のケアを担っています。看護部はチーム医療の一員として多職種と協働し、慢性疾患ケアの質の向上を目指しています。そして、看護師一人ひとりが専門職としてやりがいをもち、生き生きと働けるように個々のキャリアアップを支援し、安心して仕事と生活を両立し働き続けられる職場づくりに力を入れています。教育体制も強化しており、研修・教育を実践しています。そのなかで透析看護に関しては、独自で指導計画を立案し実践しており、その指導の教本となるような内容を本書にまとめました。 本書の著者は、清永会グループ施設および関連施設の透析の経験豊かな、透析室と病棟に勤務する看護師、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、そして医師たちです。はじめて透析看護を実践する新人看護師にもわかりやすい言葉で、透析の基本をコンパクトにまとめたポケットブックです。看護実践でもすぐに活かせる内容になっています。 本書を読んで、明日からの透析看護を生き生きと実践できる透析ナースになっていただければ幸いです。 2019年10月清永会統括看護部長 川合由美子編集にあたって
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