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3かかわるスタッフの個々のスキルアップが欠かせないと感じています。病院や施設では、嚥下評価のためにVF・VEを実施したり、栄養サポートチーム(NST)・ミールラウンドで多職種による検討を行ったりしていると思いますが、誤嚥は月数回の検査室や会議室で起きているのではありません。「現場」で起きているのです! ベッドサイドや食事場面ですばやく病態を把握し、必要な対応を取るために、言語聴覚士・看護師を中心とした嚥下リハビリにかかわる多くのスタッフが「頸部聴診法」のスキルを身に付けることが、嚥下リハビリの質の底上げや患者さんのQOL向上につながるはずだと考えます。本書がその一助を担えれば幸いです。  2017年7月12日                     小笠原訪問看護ステーション/言語聴覚士 大野木 宏彰

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