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はじめに 管理栄養士として働きはじめたが、どうも仕事がうまくいかない。病棟に上がろうと思っても時間がつくれない。栄養部門で働く調理師や事務員ともしっくりいかない。相談する先輩も身近にいない……。そんなふうに悩んでいる人はいませんか。また、管理栄養士を志す若い人たちで、将来にしっかりとした自信が持てない人はいませんか。本書はそんな人に読んでほしいと思っています。 管理栄養士という職業に憧れを抱いて、仕事をはじめてみたものの、挫折して退職した多くの若い管理栄養士を見てきた先輩からの励ましの書籍だと思ってください。管理栄養士と表記しているところは、栄養士に読み替えてもらってもよいでしょう。管理栄養士と栄養士では業務のすみ分けがありますが、大枠で捉えてもらって、解決方法を見出すヒントとしてくだされば幸いです。 私の勤務した市立宇和島病院は先輩管理栄養士が複数いましたので、いつでも相談や提案が可能な素晴らしい職場環境でした。そのなかで、仕事をしながら、「マネジメント」の必要性を感じたことが多くありました。また、先輩管理栄養士の「マネジメント」に感銘したこともありました。 管理栄養士業務とは、かけ離れたことと思われがちな「マネジメント」の概念ですが、管理栄養士・栄養士として成果をあげて自己実現するためには、知っておくべき時代です。しかしながら、医療分野、とりわけ管理栄養士・栄養士の分野では、「マネジメント」の導入はまだまだ進んでいません。私は勤務しながら、「マネジメント」の重要性を感じていましたが、そのときには「マネジメント」という言葉ではなく、「業務をうまく回すシステムづくり」と理解していました。

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