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　その後、2010年に愛媛大学農学部の「地域マネジメントスキル修得講座」を受講しました。これは愛媛大学が実施していた社会人学び直しの講座で、月1回の土日、1年コースで開催されていました。そこで出会った教授陣はじめ、多数の同窓生から、多くのマネジメント手法を学びました。この出会いがあってこその本書の執筆であり、出会えたみなさまに感謝しています。そして、愛媛大学大学院農学部農学研究科社会人リフレッシュコース（社会人修士コース）への道に進むことを決めました。　2年間の学びの時間で、私は今までの自分の仕事を振り返り、整理することができました。ご教授いただいたのは、マネジメントなどの経営学にも通じた経済学の専門家で、『産業文化都市創造論』を執筆され、愛媛大学大学院において紙産業特別コースの立ち上げに尽力された森賀盾雄教授でした。その考え方に触発されたことが、本書の執筆に至る動機の一つでした。もう一つの動機は退職を迎え、管理栄養士の仕事に不足していたものを考察し、後輩に伝えていく使命があると思ったことです。本書が管理栄養士・栄養士の羅針盤の一つになればうれしく思います。　本書は、愛媛大学農学部の社会人修士コースで学んだことと、自身の経験や実践を重ねて執筆しています。手に取っていただいたことに感謝申し上げます。　2017年12月広島修道大学 健康科学部 健康栄養学科 教授藤井文子