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3 効果的な間接訓練を行うためには、機能解剖を理解し、嚥下機能の土台の部分にも目を向けてアプローチしていくことが大切です。ただ、言語聴覚士(ST)や看護師をはじめ、嚥下リハビリに関わる職種は、機能解剖や身体的なアプローチについては苦手な人が多いと思います。本書をまとめるにあたり、いかにわかりやすく体系立てるか、構想から完成までかなりの期間を要しましたが、体験実習や触診をたくさん取り入れることで、現場目線の実践的な内容に仕上げることができたと感じています。 本書が、皆さんの間接訓練の意識改革(パラダイムシフト)に、そして、患者さんの誤嚥性肺炎予防やQOL向上につながれば幸いです。 2018年7月小笠原訪問看護ステーション 技師長/言語聴覚士 大野木宏彰

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