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11ホルモンの構造による分類1 ホルモンは、そのつくられかたによって、①ペプチドホルモン、②ステロイドホルモン、③アミノホルモン(アミノ酸誘導体)の3種類に分類されます。このうちもっとも数が多いのはペプチドホルモンです。1ペプチドホルモン たんぱく質のもとになるアミノ酸がつながってできているホルモンで、バソプレシンやオキシトシンのように10個以下のアミノ酸からなるものや、アディポネクチン、プロラクチン、成長ホルモンのように100個以上のアミノ酸がつながってできているものもあります。それぞれのホルモンは、細胞の核に収納されている遺伝子という設計図(DNA配列)がコピーされて、メッセンジャーRNAとなり(転写)、そのメッセンジャーRNAの塩基配列を青写真としてトランスファーRNAがアミノ酸を連れてきてつないでいきます(図1)。つまり、ペプチドホルモンの出DNAmRNA翻訳転写tRNAアミノ酸ペプチドホルモンtRNAアミノ酸図1︱ペプチドホルモンのつくられかたホルモンの分類2

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