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x慢性●●とは病理学的に胃に慢性炎症がみられる場合に診断がつけられる.低酸性胃炎(胃液の分泌低下の高齢型)と過酸性胃炎(胃液の分泌が多い若年型)に分けられる.1日当たりの栄養基準エネルギー:標準体重×35kcalたんぱく質:標準体重×1.2g脂質:総エネルギーの20%ビタミン,ミネラル:推奨量以上★食事療法の方針①消化のよい食品(特にたんぱく質)をとり,消化のよい形態にする.②胃液の分泌を促すため酸味を多くし,香辛料を適宜活用する.③硬い食品や繊維の多い食品は避ける.また油は胃に長く停滞するので控える.④1回に食べる食事量を少なくし,回数を1日5~6回にする.★食事療法の工夫③避けたい食品例:急性胃炎③参照(⇒p.○)④間食に果物のコンポート,プリン,ビスケット,カステラなどで栄養を補充する.合併症 萎縮性胃炎に進行した場合,胃液の分泌が減少し,無酸になる率が高く,がんになりやすい.予防のために 薬品の連用,ストレス,自己免疫機序(繰り返し同じものを食べる)などに気をつける.栄養アセスメント食欲不振による食事摂取量の低下,飲酒,食事時間などの食習慣に注意する.栄養素摂取量,体重変化,BMI,除脂肪体重,上腕筋周囲長(AMC),血清アルブミン(Alb),ヘモグロビン(Hb),電解質の変化を評価する. (○○○○)■■本書の見方・使い方慢まん性せい○○●chronic ○○○○(1)(3)(2)

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