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91 在宅ケアにおける感染予防の基本的な考えかた 1 在宅ケアを受けている利用者・環境の特性1 Basic在宅ケアでは、多職種から構成されるサービス提供者や家族、さらにはインフォーマルサービスも含めたチームケアが行われ、それらを支える制度や仕組みなどの社会資源を理解し、活用することが重要です。①利用者の在宅療養が安全で安心できるものとなるには、訪問看護師、ホームヘルパー、ケアマネジャーなどの多職種からなるサービス提供者がチームとしてケアを提供することが必要です。これらのサービス提供者が、利用者の目標を共有し、相互に連携を図ることが重要です。②利用者の生活支援には、専門職やサービス提供者のみならず、家族やインフォーマルサービス(近隣住民、ボランティアグループ、老人会など)もチームメンバーとなります。このような職種や立場の異なるチームでケアを行うためには、相手の立場を配慮するとともに、自分の専門性を認識し、ケアが必要と判断したプロセスや、ケアの目的・方法などを、利用者やチームメンバーにわかりやすく説明できる力が求められます。③利用者の生活を取り巻く地域には、その地域ごとのサービス事業者や社会資源などがあります。また、医療保険や介護保険、保健・医療・福祉に関する種々の制度や仕組みがあります。これらは地域によって異なるものもあり、詳細に理解することは難しいかもしれませんが、活用によって利用者と家族の負担を軽減することにもなるでしょう。ポイント 2ケアカンファレンス休日は妻と娘が介護日月火水訪問介護訪問介護デイサービスケアプランホームヘルパー訪問看護師デイサービス 担当者妻利用者医師ケアプランと連携注意ポイント!自分と異なる職種と連携するときには、専門用語や略語を無意識に使用すると、誤解や理解不足の原因になります。注意しましょう。アルファ

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