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◆ 12◆ 12診療報酬改定関連1.令和2年度診療報酬改定の考えかた令和2年度(2020年度)診療報酬改定にあたって示された基本認識は、「健康寿命の延伸、人生100年時代に向けた全世代型社会保障の実現」「患者・国民に身近な医療の実現」「どこに住んでいても適切な医療を安心して受けられる社会の実現、医師等の働き方改革の推進」「社会保障制度の安定性・持続可能性の確保、経済・財政との調和」です。それらに対する基本的視点と具体的方向性は、以下の4点となっています。この中において、訪問看護に関する改定内容は③の中に「質の高い在宅医療・訪問看護の確保」として示されています。①医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進【重点課題】②患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現③医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進④効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上2.令和2年度診療報酬改定における訪問看護に関する改定事項令和2年度診療報酬改定における訪問看護に関する改定事項は以下の通りです。1訪問看護の提供体制の確保(利用者が安心して在宅で療養するために、訪問看護ステーションおよび医療機関からの訪問看護提供体制を確保する取り組み)①機能強化型訪問看護ステーションの要件見直し改②同一建物居住者に対する複数回・複数名の訪問看護の見直し改③理学療法士等による訪問看護の見直し改④医療資源の少ない地域における訪問看護の充実改⑤訪問看護・指導体制充実加算の新設新 2利用者のニーズへの対応(医療的ニーズの高い利用者や、精神障害を有する者等、多様化する訪問看護の利用者のニーズへの、よりきめ細やかな対応)①専門性の高い看護師による同行訪問の充実改②精神障害を有する者への訪問看護の見直し新 改③訪問看護における特定保険医療材料の見直し改2020(令和2)年度

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