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1章基礎訪問看護の基礎知識11ビス付き高齢者向け住宅やグループホーム、看護小規模多機能型居宅介護事業が増えてはいますが、とても十分とはいえません。グラフ中、2011年以降の医療機関以外での死亡場所は、出典に示した、『人口統計資料集』の2006年度版からの推定として出された資料でしたが、2011年度版による推定によると、「医療機関以外での看取り先の確保が困難」とされ、死亡場所の推定が明示されていません。厚生労働省の「全国在宅医療会議」では、自宅や非医療機関での看取り率25%を目標としています。訪問看護事業所は、自宅あるいは介護施設での最期を安心して看取れるよう、努力していく必要があります。[死亡場所別]死亡者数の年次推移と将来推計資料)2010年(平成22年)までの実績は厚生労働省「人口動態統計」2011年(平成23年)以降の推計は国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集(2006年度版)」から推定2011年(平成23年)以降の医療機関以外の推計は、同上資料2006年版によるもの1,800,0001,600,0001,400,0001,200,0001,000,000800,000600,000400,000200,0000自宅・非医療機関での看取り率は25%が目標※介護施設は老健、老人ホーム203020252020201520102005200019951990198519801975 医療機関約89万人その他約47万人介護施設約9万人自宅約20万人人年実績推計2010年 死亡者数 1,192千人65歳以上 1,020千人医療機関介護施設自宅その他2030年 推計死亡者数 1,597千人(405千人増)

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