「医療モデル」と「生活モデル」 日本看護協会は『2025年に向けた看護の挑戦 看護の将来ビジョン〜いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護』(2015年)で、「保健・医療・福祉制度は、従来の疾病や傷害の治癒・回復を目的とする『医療モデル』 優先から、生活の質に焦点をあて、疾病や障がいがあっても、地域の住まいで、自立してその人らしく暮らすことを支える 『生活モデル』に大きくシフトしようとしている(猪飼周平.地域包括ケアの社会理論の課題-健康概念の転換期におけるヘルスケア政策-.社会政策.2011;3:21-38)」と述べています。 生活の場では、看護師自身の考え方を大きく変える必要がありそうです。Topics 図1 地域とは介護老人保健施設医療の場生活の場地域自宅サービス付き高齢者向け住宅有料老人ホーム小規模多機能型居宅介護看護小規模多機能型居宅介護グループホーム特別養護老人ホーム一般病院精神科病院療養病床図2 「生活の場での看護」のキーワード救命・延命よりも生活の質意思決定支援常識ではなく、本人本位で「人生を楽しむ」ことの支援問題解決思考ではなく、プラス思考・肯定思考で13第1章 訪問看護のいま Key word 30
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