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第1章のポイント①‌‌想定外の変化には、「やり方」レベルで準備するだけでは十分に対応できない。②‌‌レジリエンス(ストレス耐性、心のしなやかさ)を高めるためにも「やり方」だけでなく、「あり方」を整えることが大切。③‌‌幸せになるには居場所と仲間が必要。「所属感」とは、ここは自分の居場所で周りの人は仲間だなと感じられること。「貢献感」とは、今の自分にできることで仲間の役に立っていると感じられること。所属感と貢献感がもてないとメンタルヘルス不調に陥りやすくなる。④‌‌「勇気」とは仕事上の課題や対人関係に向き合っていくためのエネルギーのことで、気力・やる気・モチベーションにも似ている。「勇気づけ」とは、自分や他者が所属感と貢献感をもてる、「ここは自分の居場所だな、周りの人は仲間だな」と感じられるようなかかわりのこと。⑤‌‌人間の悩みはすべて対人関係の悩みである。この「対人関係」という言葉には他者との関係だけでなく自分自身との関係も含まれる。⑥‌‌変化にうまく対応できない背景には、他者との関係がうまくつくっていけないこと、自分自身とうまくつき合えていないことがある。⑦‌‌テレワークに関する悩みも、一見、技術や環境の問題が要因であるようでも、すべて対人関係の課題に帰着する。14

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