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①「やり方」だけでは変化に対応できない 2020年は新型コロナの感染拡大に伴い、日本社会全体が大きな変化に直面しました。いつの時代も未来を予測することは困難ですが、今回の感染症のように、「想定外の変化に、誰もが巻き込まれる可能性がある」ということを実感されたのではないでしょうか。 昭和や平成の時代は、変化に対応するための準備といえば、「方法・やり方レベル」で考えられることが一般的でした。 これらはすべて、あくまでも「方法・やり方(doing)レベル」での対応です。今日のように変化の多い時代には、どんなに入念な準備をしていても、組織や個人がある日突然、想定外の変化に巻き込まれるおそれがあるということを考えると、「存在・あり方(being)レベル」での備えがより重要になってきます。組織 ● どのような販売戦略を立てるのか。 ● 管理業務(仕入れ管理・在庫管理・販売管理)の連携。マネジメント ● どのような人事評価制度をつくるのか。 ● 具体的な指導のテクニックをどうするのか。個人 ● 知識や技術を身につける。各種資格を取る。表…変化に対応するための「方法・やり方レベル」の準備の例変化の多い時代に求められる「あり方」とは?217第1章変化の多い時代を乗り越えていくのに大切なこと

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