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症状と対応Ⅲ33 パーキンソン病における無動・寡動の発生の機序は、淡蒼球内節/黒質網様部により抑制性入力を受ける視床−大脳皮質の活動性の低下であると解釈されています。つまり基底核の発射頻度の変化により、無動症状が説明されてきました1)。しかし、基底核の発射頻度だけでなく、発射パターンの変化が運動症状の発症機序に関与するという説もあります。深部脳刺激術(deep brain stimulation:DBS)では視床下核(STN)や淡蒼球内節(GPi)に高頻度刺激をしてパーキンソン病の無動を改善させていることから、無動がニューロンの活動量の多寡のみでは説明できないことを示唆しています2)。 無動の評価はMovement Disorder Society-sponsored revision のUPDRS(unied Parkinson’s Disease Rating Scale)であるMDS-UPDRS3)パートⅢの3.1(言語)、3.2(顔の表情)、3.4(指タッピング)、3.5(手の運動)、3.6(手足の回内・回外運動)、3.7(つま先のタッッピング)、3.8(下肢の敏捷性)3.14(運動の全般的な自発性)などが参考になります。ベッドサイドでも座位でそれぞれの動きをさせて緩徐な動き、小さい動きに注目してアセスメントをしてください。対応方法としては「Ⅱ章 運動症状に対する治療」を参考にしてください。評価の方法寡動②AR動画もっとくわしく

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