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iii改訂5版 序 「新生児室・NICUで使う薬剤ノート」はこの版で第5版となります.2014年末に第4版が出版され,5年が経過しました.前版で執筆に協力していただいた伊東祐順医師が新生児医療から離れることとなったため,今版ではさいたま市立病院の三輪雅之医師に執筆を協力していただき,2名での編著となりました. 前版の序にも書きましたが,諸先生方の努力により新生児での承認薬が増えてきているとはいえ,未だにオーファンドラッグや,未承認薬の問題が厳然と存在しています.本薬剤ノートでの適応,投与法については,世界的に認められているもの,わが国でも経験的に使用されているものを積極的に引用しております.さらにこの5年間で抗体製剤や先天異常に対する薬剤が数多く発売されるようになったことは特筆すべきことと考えます.これらの薬剤についてもできるだけ掲載することを目標としました. また,ジェネリック薬品が増えております.今版は一般名を見出しとする形に変更しました.今までと同じ感覚で探せなくなったとおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません.薬剤の登場順については,前回同様に作用別に分類し,薬剤名の五十音順としています.なお,いくつかの薬剤は複数の作用を有していますが,紙面の都合上一つにまとめています. 保険適用がない使用法については,新たに適用外使用という項目を設けました. 前版より薬剤が増加しページ数が増えております.厚みが

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