T290550

6/10

●6●1章こどものがんのきほん「こどもでもがんになるの？」とびっくりされる方も多いと思います。こどものがんってどんな病気なのか？この章ではその一番基本的なことについて説明します。がんは、からだのどこからでもおこってきます。どこにできたかによって、または顕微鏡で見た細胞の顔つきによって、名前がついていて、それぞれに特徴があります。 こどものがんってどんな病気？1がんって何？　人のからだは細胞でできています。細胞というのは、からだを組み立てている小さなブロックのようなものです。とても小さいので目には見えませんが、からだのいろいろな部分はすべて細胞からできているのです。　その小さな細胞は、育ったり、増えたりしています。「健康な細胞」は育ったり増えたりするのをいつやめたらいいのかを、わかっています。しかし、「がん細胞」はとても早く育ったり、「健康な細胞」の居場所がなくなるくらい増えてしまったりします。広がってはいけない場所に広がってしまうと、病気になってしまいます。がん細胞が集まってかたまりになると腫しゅ瘍ようとよばれます。1がん細胞正常細胞

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です