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●6●1章こどもの腎臓病のきほん腎臓にはどんなはたらきがあるのか?どんな病気があり、どんな検査をするのか?わかりやすく説明します。 腎臓のはたらき 腎臓は腰より少し上の背中側に左右ひとつずつ合わせて2個あり、こぶしぐらいの大きさで、ソラマメのような形をしています。 心臓から送り出される血液の1/5~1/4が腎臓に入り、腎臓に入った血液は、細かく枝分かれして、最終的には糸し球きゅう体たいという糸くずを丸めたような細い血管の中に入ります。ここで、血液中の水分や老ろう廃はい物ぶつなどがこし出されます。 糸球体でこし出されたものを原尿といいます。原尿にはからだにとって大切なものも含まれていますので、大切なものは水分と一緒に尿細管という管を通っている間に吸収され(再吸収)、最終的にからだに不必要な水分と老廃物が残って尿となります。原尿は10歳のこどもでは1日100Lほどつくられますが、そのうち99Lは再吸収され、1日の尿は1Lぐらいになります。つまり100L分の老廃物が排泄されることになります。1ボーマン嚢糸球体糸球体尿細管血液(出)血液(入)尿の流れ遠位尿細管近位尿細管集合管ネフロンは糸球体から尿細管まで、血液から原尿ができ、それが尿になるまでの最小単位ひとつの腎臓に100万個ずつあるといわれている①血液の中から水分や老廃物がこし出され、原尿ができる②水分やからだに大切な物を吸収し尿をつくる③尿は尿管を通って膀胱にたまる尿(膀胱)へネフロン腎臓腎動脈腎静脈尿管尿(膀胱)へ血液血液腎臓の位置腎臓の構造ネフロンのはたらきからだからの血液が糸球体に入る水分や老廃物などがこし出されたあとの血液
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