20臨床のエッセンス■NICUでは最善の治療や看護によっても治療不能や救命困難な症例が発生する。児の病状が悪化していく中で治療方針を考える際に、家族と医療者間や、時には家族間や医療者間でさえ意見が食い違う場合がある。そのような話し合いの際には、下記のガイドライン3、4)が有用である。■医療チームとは異なる第三者の立場から助言を行う臨床倫理コンサルテーションチームを設けている施設も増えており、多職種を交えた話し合いも解決に有効である。引用・参考文献1)文部科学省.児童の権利に関する条約.https://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/jidou/main4_a9.htm[2020.7.17]2)日本ユニセフ協会.子どもの権利条約.https://www.unicef.or.jp/about_unicef/about_rig.html[2020.7.17]3)日本新生児成育医学会.重篤な疾患を持つ新生児の家族と医療スタッフの話し合いのガイドライン.http://jsnhd.or.jp/pdf/guideline.pdf[2020.7.17]4)厚生労働省.人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドラインの改訂について.https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000197665.html[2020.7.17]MEMO
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