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胎児心拍数基線第2章胎児心拍数基線51 10：3010：30LLL10：30008060402002010：3010800CAL0203030404050CAL50CALこの波形から読みとれる胎児状態は？　胎児心拍数モニタリング所見（３cm／分で記録）は，①胎児心拍数基線：正常（整）脈（115bpm），②基線細変動：中等度（６〜14bpm程度），③一過性頻脈：２回あり（約13分の観察），④周期性変動（一過性徐脈）：認めない，⑤子宮収縮：外測法にて測定，弱い収縮あり．胎児状態は良好（reassuring fetal status）　2003年の日本産科婦人科学会周産期委員会「胎児心拍数図の用語及び定義検討小委員会」（以下，委員会報告）１）やNICHD委員会２）が定義しているように，①正常基線，②基線細変動正常，③一過性頻脈の存在，④一過性徐脈がない，のすべてが合致し，胎児状態は良好（reassuring fetal status）で正常であると診断します．