T300361
11/12

図1-3 ● ベッドと超音波診断装置の配置図1-4 ● コンベックス型プローブ表裏表裏13ているかから確認する必要があります。慣れるまでは決まった方向からの画像の方が理解しやすいため、ベッドと超音波診断装置の位置、プローブを持つ方向を一定にすると理解しやすいでしょう。はじめのうちはその方が一定条件の画像が得られ、超音波を習得しやすいと思います。2.プローブ(探触子) 図1-4は私が普段経腹超音波検査で使っているプローブです。プローブとは、実際に妊婦の腹部に当て、超音波を発信し、それを受信してくれるものです。観察する対象によって当てる面(写真上方のグレーの曲線の部分)が直線的なもの(リニア型)、棒状のもの(セクタ型)などたくさんの種類のプローブがあります。図1-4はコンベックス型のプローブといい、主に腹部の観察で使用されます。腹部からの胎児の確認には、コンベックス型プローブを用いると観察しやすいようです。3.プローブの持ち方 私は図1-5のように、ペンを持つ感覚で軽くプローブを持つようにしています。観察する際にプローブの接触角度を微調整する必要がありますが、この持ち方であればペン先を動かすように自由に動かすことができます。また、小指や手首付近を妊婦の腹部や大腿に接して固定1総論:超音波の基本Lecture

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 11

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です