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乳がん検診を受けましょう 生涯に乳がんを患う日本女性は、12人に1人(国立がん研究センターがん対策情報センター)と言われ、女性のかかりやすいがんの第一位です。とくに30歳以上の乳がんの発生率は、この20年間で約2倍に増加しました。また、社会の変化に伴い、結婚、妊娠、出産年齢が高くなっています。乳がんの増加と出産の高齢化に伴い、妊娠・授乳期乳がんの増加も懸念されています。 妊娠・授乳中の方は、視触診と超音波の併用検診が可能です。妊娠後期や授乳中は乳房が腫大して、小さな病変の診断が難しくなります。妊娠がわかったら、早めに検査を受けましょう!高齢妊娠 不妊治療の向上により、高齢妊娠の女性が増えています。35歳以上の女性の妊娠はそれ以下の年齢の女性と比較して、流産率が上がる、染色体異常の発症率が上がる、妊娠高血圧症候群の発症率が上がるなどのリスクがあります。 高齢妊娠の女性はリスクを十分に理解し、健康管理をしっかりすることで妊娠高血圧症候群のリスクを減らすことができます。医師とよく相談しながら、心身ともに健康な妊娠生活を過ごしましょう。産婦人科診療ガイドライン 産婦人科診療ガイドラインは、診断・治療を標準化したものであり、周産期の現場で広く使われています。 どなたでも閲覧やダウンロードができます。 http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2014.pdf91妊 娠1出産施設選びのポイント
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