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13検査の目的 「妊娠時に診断された明らかな糖尿病(overt diabetes in pregnancy)」(すなわち糖尿病合併妊娠)、妊娠糖尿病、妊娠蛋白尿、妊娠高血圧腎症の診断に有用である。尿糖が半定量検査で陽性の場合には、精密検査(75gブドウ糖負荷試験)が考慮されます。尿蛋白が半定量検査で陽性(1+が2回連続または2+以上)の場合には、精密検査(随時尿中の蛋白/クレアチニン比測定)が行われます。尿蛋白が精密検査で陽性の場合には、2週間程度で高血圧が出現することがあります。ガイドラインでの推奨CQ002・妊娠初期に尿蛋白半定量、尿糖半定量の計測を行う。(B)CQ001・健診ごとに、尿検査(糖・蛋白半定量)の評価を行う。(B)検査の進め方■■■実施時期■■■ 簡単な検査であるが情報量が多く、また糖尿病や妊娠高血圧症候群の診断に有用なので、初診時から分娩まで健診ごとに毎回行う。■■■検査の進め方■■■ 尿中蛋白半定量が陽性(1+が2回連続または2+以上)の場合には、引き続き尿中蛋白定量を行う。随時尿中の蛋白/クレアチニン比測定は、24時間蓄尿の代替としての価値が認められている。蛋白/クレアチニン比測定は、尿中蛋白半定量の検査後に残っている随時尿で施行可能である。1-4尿検査糖・蛋白初診468101214161820222426283032343638分娩

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