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………………………………………………………………………………第1章妊娠中に学んでおきたいこと794水平姿勢の基本緩んで軽く膨らみ、空気が流れ込みます(図1-11右)。無理に息を吸おうとして、臓器を上から圧迫したり、ペリネに圧力がかかったりしないように気をつけてください。息を吐くときの、胎児や子宮が中心に戻る様子や、息を吸うときのゆったりとした幅のあるお腹の動きを観察してみましょう。してはいけない姿勢重心を前に移すと、手で体重を支えることになります(図1-12)。こうなると、腰は反り返って痛くなり、腹部は下に引っ張られ、息をするのもままなりません。姿勢を整えるための工夫四つんばいで呼吸のエクササイズを行うことで、背骨の伸びと腹式呼吸との関係を意識することができます。お産のときには、四つんばいで疲れてしまわないように工夫が必要です。図1-11吸気呼気図1-12

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