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243アやペリネケアの実践ができる医師や助産師、理学療法士がそれぞれの施設で活躍し始めています。本書を読んで興味を持たれた専門職の皆さんには、ぜひ研修会に参加していただき、公認指導者から直接、ガスケアプローチに基づく観察技術や介入技術を学ぶことをお勧めします。文字を読んだだけではわからないさまざまな身体感覚こそが、ケアの基盤となるとても大事な要素だからです。 これからお産を迎える妊婦の皆さんが、出産前に本書を手にされたなら、ぜひ、ご自身が出産をする施設で「ガスケアプローチでのお産はできますか?」と聞いてみてください。運よくアドバイザー資格を持った助産師に出会えるかもしれませんし、もしかしたら、それがきっかけで施設の助産師がガスケアプローチに興味を持ち、次の出産ではガスケアプローチでのお産の希望が叶うかもしれません。「出産」という一生に数回しかない貴重な体験が、これから母親になる皆さんにとって満足のいく豊かな経験となるよう願ってやみません。おわりに 最後に、本書の翻訳に際して、フランス語に引きずられ気味な翻訳文を読みやすい日本語になるように適切な助言をしてくださったメディカ出版編集局の西岡和江さん、そして、ガスケアプローチ普及のために、前3作から変わらずご支援くださっているメディカ出版の皆さまにこの場をお借りして心より感謝いたします。2020年5月シャラン山内由紀注) 一般社団法人 日本ガスケアプローチ協会 https://www.gasquet-japon.com/ Facebook(フェイスブック) https://www.facebook.com/institut.de.gasquet/(2020年3月閲覧)

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