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4ようこそ、望月ワールドへ! 望月先生は素敵な先生です。物腰柔らかく、常に笑顔が絶えません。実際に会った人は、こんな素敵な先生が救急の現場において切った張ったの世界で働いているなんて想像できないかもしれません。望月先生は熱いハートを持った先生です。困った人を助けることに全力を尽くします。実際に話したことがある人はその熱いハートに触れて火傷するかもしれません。 そんな望月先生の頭の中を大公開した「エマージェンシー臨床推論」シリーズ。J-CIMELSベーシックコースのディレクターとして活躍する経験を踏まえ、産科版がついに出版されました。 臨床の現場で患者さんを前にした時に、いや患者さんが到着する前から、私たちは鑑別疾患を考えなければなりません。一つの疾患名だけを念頭に置いて、その疾患であると思い込んで診療にあたると必ずどこかで失敗します。主訴や症状、年齢や性別から診療科を横断してたくさんの鑑別診断を挙げ、それを緊急度・重症度別に整理する必要があります。その頭の中を図解してくれているのが、この「エマージェンシー臨床推論」です。 鑑別診断の中では緊急度・重症度が高い疾患、いわゆるレッドフラッグは必ず考える必要があります。また集まってくる情報〜病歴、検査結果など〜によって優先順位は刻一刻と変わってきます。この本で臨床現場を模擬的に体験し、この緊急度・重症度の図を頭の中に思い描く練習をすれば、必ず臨床での救急力があがるはずです。 ほとんどの妊産婦は健康にお産を迎えます。しかし中には死に瀕するような超緊急の状態に陥る人もいます。妊産婦ならではの疾患を含んだこの産科版、全ての産科スタッフにお奨めします!! 2020年3月京都府立医科大学 救急医療学/日本母体救命システム普及協議会 理事 山畑佳篤推薦の言葉

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