7スト」を作成しました。 本書の第1章では、各主訴の二次元鑑別リストについて解説しています。第2章では、産科のバイブルとも言える「母体安全への提言」から症例と重要なポイントを引用しました。本書で2010年度から2018年度（最新版）までの主な提言を学べるようにしました。 本書は妊産婦に一番寄り添う助産師に向けて、急変の感知と急変時の観察項目を特訓できるように構成してあります。主訴別に、秒単位で集めるべき情報（症状）は何なのか、知っていれば帰宅する患者教育にも活用可能です。本書を産科スタッフの日々の勉強のお供に、そして産婦人科医の先生にはスタッフの教育資料としてもご活用いただければ幸いです。 最後にJ-MELSベーシックコースでお忙しい中、アンケートにご協力いただいたインストラクターの先生方に感謝申し上げます。また長田佳世先生、新垣達也先生、高橋文成先生、小田切幸平先生、鹿児島県産婦人科医会の有馬直見会長はじめ鹿児島県のインストラクターの先生方にも多くの気付きを頂きました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。 本書を、産婦人科を志しながら病で早世した大分大学同期の藤澤 匡先生へ捧げます。 2020年3月吉日屋久島にて 望月礼子Preface
元のページ ../index.html#7