iii 本書(第2弾)は、第1弾では書ききれなかった要点(多くの学生がつまずくポイント)をカバーし、解剖生理学的な正常のしくみに加え、登場人物の一人(浜田君という看護学生)が臨床実習を経験する中で必要性を痛感した病態の理解や臨床的観点も多分に盛り込んだ内容になっています。もちろん、登場人物3人(先生、助手、学生)は第2弾も健在です。第1弾に引き続き、よりパワーアップしたこの第2弾も先に挙げたすべての方々に、“最後まで”“楽しんで”お読みいただけるものと思います。 読み進めるとお分かりいただけると思いますが、一つひとつの単元が第1弾よりも長いつくりになっています(よって、要点数は3サンキュー9個に絞りました)。話をより深く、そしてより詳しく根拠を記したいがためです。また、医療倫理や、人体に降り注ぐ多くの病気にまつわる不条理など、答えの出ないちょっぴり哲学的な話も出てきます。 そして最後の章では、著者達からみなさんへ、ご協力を依頼する部分があります。これから先も『なんでやねん!』『ほんまかいな!』でたくさん学びながら医学・医療を発展させるために、みなさんのご協力を是非ともお願いしたいと思います。 最後に、本書第2弾の出版を快く引き受けてくださった(株)メディカ出版の方々、引き続きインパクトある3人のキャラクターや見やすいイラストの数々を作成してくださったWATANABE Illustrationsの方々に深く感謝をいたします。 それでは、再び?初めて?『ほんまかいな!根拠がわかる解剖学・生理学 要点39』の世界へとあなたをお連れしたいと思います。ではさっそく進んでいきましょう! 2019年12月 吉日川畑 龍史、濱路 政嗣
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