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病理病態論:病態生理学の基礎知識1章112 血行障害(循環障害)局所的な血行障害〔h血栓症〕血流中に血液の凝塊(〔i血栓〕)ができること.しばしば致命的な〔j阻血〕の原因になる.原因(ウィルヒョウの3要素)①血管壁の変化②血流の〔k速度〕の変化③血液性状のバランスの変化塞そく栓せん症心臓や血管内で形成された血栓や,血漿に溶解しない物質が血流によって運ばれ,他の末梢の血管腔を〔l閉塞〕した状態.〔m梗塞〕臓器栄養動脈の閉塞のために動脈支配領域への酸素提供不足が起こり,時間の経過とともにその部分が〔n壊死〕に陥ること.全身の血行障害側副循環本来の循環経路が〔o狭窄〕もしくは閉塞によって妨げられ,血液がわき道を通るようになること.動脈・静脈のいずれでも起こる.血 栓塞 栓梗 塞血管内に血のかたまりができて詰まる他の臓器から血のかたまりなどが飛んできて詰まる詰まった先が壊死を起こす正しいものには ○ を,誤っているものには × を記入しよう.□□1.〔○〕心臓のポンプ機能の低下は,全身性のうっ血を引き起こす.□□2.〔×〕肝硬変などでみられる門脈圧亢進は,充血である.□□3.〔×〕虫に刺されたところが点状や斑状に赤くなることを破綻性出血という.□□4.〔○〕血栓とは,血液の凝固によって血管内に形成される凝塊のことである.□□5.〔×〕心筋に酸素を送っている血管は肺動脈である.□□6.〔○〕胎児の心血管系に形成異常がある場合,側副血行路が発達する.□□7.〔×〕梗塞とは,閉塞のために静脈支配領域への酸素不足が起こり,その先の末梢部分が壊死に至ることである.選択肢充血  うっ血  循環障害  動脈  静脈  壊死  内出血  破綻性出血血管  血管壁  血栓症  赤血球  白血球  動脈血  静脈血  狭窄  速度血栓  梗塞  阻血  閉塞  塞栓  点状・斑状出血  酸素トレーニング

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