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20医薬品の名前3□□医薬品の名前には,①〔1 化学 〕名(chemicalname),②〔2 一般 〕名(genericname),③〔3 商品 〕名(brandname)の3種類がある.このうち,臨床でよく使用されるのは,〔2〕名と〔3〕名で,〔1〕名が用いられることはほとんどない.□□〔3〕名は,安全管理の面から,「商標」+「〔4 剤形 〕」+「規格」の3要素で表記される(例:●●●Ⓡ錠25mgなど).薬理作用の原理4□□ほとんどの医薬品は,〔1 細胞膜 〕に局在する特異タンパク分子(〔2 受容体 〕;receptor)に結合して,さまざまな〔3 生理反応 〕を引き起こす.□□〔2〕に結合し〔3〕を引き起こす医薬品は〔4 作用 〕薬(agonist),または〔5 刺激 〕薬(stimulant)と呼ばれ,また,〔2〕に結合しても生理反応を引き起こさない医薬品は〔6 拮抗 〕薬(antagonist),または〔7 遮断 〕薬(blocker)と呼ぶ.□□生理作用に直接関係する〔8 酵素 〕のはたらきを妨害する医薬品は,〔9 阻害 〕薬(inhibitor)と呼ぶ.体内における薬の動き5□□体内における薬の動きを〔1 薬物動態 〕という.〔1〕は〔2 吸収 〕(absorption),〔3 分布 〕(distribution),〔4 代謝 〕(metabolism),〔5 排泄 〕(excretion)の4要素で構成されている.□□患者自身による投与が可能なため,多くの医薬品は〔6 経口 〕で投与される.主な吸収部位は〔7 小腸 〕であり,〔7〕内から〔8 腸壁 〕を通過(吸収過程)し,血流に入る.□□吸収過程は多くの因子によって影響を受けるが,一般的には医薬品の化学的性質の一つである〔9 脂溶 〕性に比例する.□□〔7〕から吸収された医薬品は,〔10 門脈 〕系に入り,〔11 肝臓 〕を通過した後,〔12 心臓 〕から全身に送り出される.一部の医薬品は,最初に〔11〕を通過するときに著しく代謝されることが知られている.これを〔13 初回通過効果 〕という.選択肢構造  使用目的  一般  商品  剤形  化学  品質選択肢生理反応  受容体  酵素  細胞膜  作用  遮しゃ断だん吸収  代謝  分解  刺激  拮きっ抗こう  阻害選択肢薬物動態  代謝  排泄  小腸  水溶  脂溶  門脈  肝臓吸収  分布  心臓  初回通過効果  経口  腸壁  筋肉

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