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 1.生命を維持するしくみ 食べ物を消化して吸収するしくみ――消化器●消化の道すじ 私たちが食べたものは、口から肛門までつながる長い管(消化管)を通り、さまざまな消化液のはたらきを受けて小さく分解されます。食べものを吸収しやすい形に分解することを消化といい、分解されたものが体の中へ取り込まれる過程を吸収といいます。消化・吸収に関わる器官をまとめて消化器といいます。●消化酵素 消化液には消化酵こう素そが含まれていて、それぞれ決まった栄養素を分解します。代表的な消化酵素には、デンプンをブドウ糖に分解するアミラーゼ、タンパク質をアミノ酸に分解するペプシンなどがあります。消化酵素のはたらきで小さく分解された栄養素は、小腸から吸収されます。●栄養分の吸収 分解された栄養分の吸収は小腸で行います。小腸には柔じゅう毛もう(絨じゅう毛もう)という小さな突起が多数あり、ここから体の中へと栄養分が吸収されます。栄養分を吸収した血液は肝臓に送られます。 8人体1

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