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1 細胞の構造と細胞分裂⑴ 遺伝情報と主な細胞小器官　細胞は核と細胞質からなり、染色体の中にはDNAの集合体である遺伝子が収納されている。DNAの遺伝情報はアミノ酸の配列で形成され、アミノ酸の種類は三つの塩基の配列により決定づけられている。　①DNAは二重らせん構造をなし、遺伝情報をもつ。　②リボソームは、核からの遺伝子情報によりタンパク質を合成する。　③ミトコンドリアは、ATP（アデノシン三リン酸）を多く産生する。⑵ 細胞の分裂　１）有糸分裂　　　生殖細胞以外の細胞は有糸分裂により、46本の染色体をもつ新しい細胞に分裂し、分裂の周期は、大きく間期と分裂期に分けられる。　２）減数分裂　　　精子や卵子の生殖細胞は、減数分裂により23本の染色体をもつ細胞になる。精子と卵子の受精により46本の染色体をもつ細胞が誕生する。8細胞・遺伝・組織の構造と異常1第1章学習日●　　月　　日核遺伝子ＤＮＡヌクレオチド塩基　リン酸デオキシリボースアデニン（A）・グアニン（G）シトシン（C）・チミン（T）染色体＊タンパク質を構成するアミノ酸の種類は三つの塩基配列で決まる＊染色体は22対（44本）の常染色体と1対（2本）の性染色体からなる細胞膜細胞質ミトコンドリアリボソームゴルジ装置細胞の構成核酸で正しいのはどれか。1．mRNAがアミノ酸をリボソームへ運ぶ。2．DNAは1本のポリヌクレオチド鎖である。3．DNAには遺伝子の発現を調節する部分がある。4．RNAの塩基配列によってアミノ酸がつながることを転写という。UESTION近年、核酸や遺伝子についての問題が頻出している。遺伝子の構造や機能もきちんとおさえておこう。3（100-am29）NSWERミトコンドリアの外膜と内膜がつくる基質腔にTCAサイクル（糖や脂肪酸を分解し、エネルギーなどを発生する仕組み）に関係する酵素が存在します。TCAサイクルで発生した電子は、電子伝達系（酸化的リン酸化反応）に入りATPが産生されます。