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89③心理アセスメントと心理的支援解答:④インテーク面接において心理職は来談者の状態を「みる側」であると同時に、来談者に「みられる側」であるという意識をもつことが重要である。①主訴については、来談者が話し出すまで触れないようにする。②自分の専門領域外の相談であっても、自分のところに来談した以上、最後まで対応することを伝える。③心理職側の専門性に関する情報は伝えない。④治療方針や費用などについて伝える。⑤インテーク面接終了後には、次回の来室日を決定する。インテーク面接について、正しいものを1つ選べ。 インテーク面接 心理療法やカウンセリングを始める際に、最初に行う面接をインテーク面接(初回面接)と呼ぶ。初回面接では、来談者の主訴や主訴に関わる様々な情報を収集することが求められる。主訴は、来談者が心理療法・カウンセリングを受けようと思った動機、来談理由のことである。主訴に関わる情報としては、現在の状況になるまでの過程(現病歴)に関わる情報、生育歴や家族構成、教育歴、職歴、経済状況などの来談者の生活歴や生活状況に関わる情報、他の医療・相談機関などへの通院歴や飲んでいる薬などに関する情報、さらには趣味や友人関係などの人間関係に関する情報など多岐に渡る。このような情報から、来談者の本質的な問題や自助資源・援助資源の有無、治療・カウンセリングの継続可能性などについて見立てを行う。また、これらの情報から心理職自身の専門性などでは対応できない場合には、早期に他の専門職・機関にリファーを行うことも必要である。 インテーク面接では、来談者に関する情報を収集するだけではなく、心理職側に関する情報も提供する必要がある。どのような専門性を有しているのか、受けてきた教育・訓練、有している資格、治療・カウンセリング歴なども正確に伝える。また、治療・カウンセリングの方針・方法や回数、おおよその期間、費用についても来談者にわかりやすく伝えることが求められる。来談者は自身の心理的な問題・困難について信頼できる人間と対処していきたいと考えている。そのためにもその人物が信頼に足る者であるかを観察している。つまり、心理職は来談者について「みる側」であると同時に、来談者から「みられる側」でもあるのである。そのため、ここで正確な情報を伝えることは、来談者に安心感を与え、信頼関係(ラポール)を形成する上で重要な作業である。 インテーク面接終了後、治療契約を結ぶかどうかは来談者の自由意思である。インテーク面接を受けたからといって、必ずその後もその心理職のもとで治療・カウンセリングを受けなければならないわけでもないし、また治療・カウンセリングを受けるかどうか即決できない場合もある。心理職側としては、必要な情報を確実に伝え、あとは来談者の判断を待つ姿勢が必要であり、それがインフォームド・コンセントの観点からも不可欠である。支援精神疾患問 85問カウンセリングにおける作業同盟の要素として、正しいものを2つ選べ。①カウンセラーとクライエントの間の情緒的絆②カウンセリングの目標に関する合意③カウンセリングを受けることに関するクライエントの家族等からの承諾④クライエントの自己開示の徹底⑤カウンセラーの専門性の向上関連問題の解答:❶と❷関連問題をチェック

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