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に重点を置いている. 第3部では,看護の実際について9つの病気あるいは状況─「糖尿病」「腎不全」「慢性呼吸不全」「肝硬変」「がん」「慢性心不全」「エイズ」「難病(ALS)」「死が近づいた人」─を想定して,看護に必要な知識を説明した上で,セルフマネジメント支援の実際について詳説した.本書では,これら9つの病気あるいは状況に限定して解説しているが,このセルフマネジメントの考え方は,慢性病のクライアントに対してだけでなく,術後回復期の患者や,医学的には症状が変化しないと思われている,いわゆる「障害者」の人が自分の健康状態をマネジメントしていくときの看護の考え方としても適用できると考えている. 本書に対して,忌憚のないご意見を聞かせていただきたい.編者を代表して 安酸史子

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