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機能について，実際のトピックスを盛り込み，丁寧に説明しています．6章では，入院から退院までの療養の場の移行，病状の変化，独居や老々介護などの多様な家族形態，介護力，多重課題など，在宅の場で出会う典型的な事例を幅広く紹介しています．最後の付録では，学んだ知識や技術を，段階的に深化・統合させていくことができるよう，学習の場で応用できる形の演習を紹介しました．　また，これからの在宅看護で知っておきたい言葉や事象をコラムとして紹介していますので，将来の看護実践への視野を広げる手がかりとなることでしょう．さらに，紙面に組み込んだARによる映像が理解を助けます．また，ナーシング・グラフィカシリーズ他巻の関連領域へのリンクを示していますので，授業はもちろん，自己学習や実習でも大いに活用してください．　在宅看護を取り巻く環境や技術は，社会に連動しながら刻々と変化しています．在宅看護を学ぶ看護学生や，在宅療養者の支援に携わる看護職の方々が，社会や時代の変化に柔軟に対応しながら，多様な看護の場において，看護職ならではの役割や機能を発揮できるよう，本書が一助となれば幸いです．編者を代表して　臺　有桂