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14 英語論文を書く立場にある人なら誰でも「ネイティブの書くような英語を書きたい」と思っているはずです。本書はネイティブの英語に一歩でも近づきたいと思っている先生方のために書きました。表現集444に頼っている444444だけで444は限界がある444444ということに薄々お気づきの先生方にうってつけの一冊です。もちろんこの一冊でこのような大きな問題を一気に解決することはできません。しかし、確実にネイティブの英語に一歩近づくことが可能です。これまでの私の医学論文翻訳の経験から得たヒントを、これからみなさんと共有したいと思います。 日本語と英語では言葉の意味の守備範囲が異なる 当然のことですが、日本語と英語の言葉の概念がピタリと一致することは少ないです。どうしてもズレが生じます。本書ではこのことを『意味の守備範囲が異なる』と表現しています。日本語的発想の英語からネイティブの英語に近づくためには、この問題を克服する必要があると思っています。日本語と英語はまったく別々に発達してきた言語であり、両者のあいだに存在するこの発想の深い溝が完全に埋まることはありません。しかし、この溝をつくっている発想の違いを感じ取り修正する作業を行うことで、この溝はすこしずつ埋まっていき、かならず乗り越えられるときが来ると思っています。ネイティブの英語に一歩でも近づくために

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