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vii 内視鏡画像(模式図)の枠外の回転矢印  可動性のある腸管屈曲部では,スコープの押し引き操作によって腸管が伸展したり引き込まれたりする動きに伴って,内視鏡画像のルーメンが左右へクルクルと回転移動します.このときのルーメンの回転する方向を「赤の回転矢印」で示しました. 直腸などで,スコープ先端が直線的な状態であるときに左右へ軸回転させると,内視鏡画像のルーメンは軸回転させた方向とは逆方向へ回転移動します.このときのルーメンの回転する方向を「黒の回転矢印」で示しました. 例  例えば,Right Turn‌~‌Up Angle‌~‌Pull Back では,この3つの操作を同時に行うのではありません.腸管屈曲部に対して,①右軸回転をかけて,②アップアングルでとらえて,③引き戻す(引き込む),という一連の流れを表現しています(状況次第で,この3つ以外の操作も加わります). そして,この3つの操作を行った結果,腸管屈曲部が引き込まれて短縮・直線化すると,内視鏡画像の右上方向のルーメンは右下方向へ右回転移動することを赤の回転矢印で表現しています.引き込まれて右回転移動する

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