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40腸管屈曲部を迎えたら,ダウンアングルへ戻す つねにルーメンを正面視しながら進めていく操作によって,スコープ先端に無意識にアップアングルをかけ続けていることがあるかもしれません.軸回転操作を行う直前に大きなアップアングルがかかっていると,軸回転させると同時に,画面からルーメンがフレームアウトしてしまいます. そこで,腸管屈曲部を迎えたら,軸回転操作を行う直前にダウンアングルへ戻して(左母指で約20~30°,ダウン方向へ戻すだけです),スコープ先端を直線的に戻しながら進入します.食道の観察時に,ダウンアングルの使い方を理解する 「軸回転操作を行う直前に,ダウンアングルへ戻す」という操作感覚は,上部消化管内視鏡検査で食道を観察するときに実践的に理解できます. 食道のルーメンを正面視した状態から左右のどちらかへ軸回転させるときに,かかっているアップアングルを直線的に戻しておかないと,画面からルーメンがフレームアウトしてしまいます.直前にダウンアングルへ戻して,軸回転操作でルーメンを回転移動させたときに,正中ラインの12時方向にくるときはアップアングルで,6時方向にくるときはダウンアングルで,再び正面視でとらえます. スコープ先端を直線的に保ちながら進めていくには,無意識にかけているアップアングルをダウンアングルへ戻すタイミングを知っておくべきです.それを知らないと,角度のある腸管屈曲部を迎えたときに,強いアップアングルがかかっていて動きが取れなくなります.軸回転操作を行う直前に,ダウンアングルへ戻す12腸管屈曲部のとらえ方B
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