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22Chapter 1カテゴリーおよび判定区分「肝」超音波画像所見カテゴリー超音波所見(結果通知表記載)判定区分充実性病変3肝腫瘤C最大径15mm以上4肝腫瘍D2カテゴリー3のびまん性病変の合併4肝腫瘍D2辺縁低エコー帯・後方エコー増強・多発のいずれかを認める4肝腫瘍D2末梢の胆管の拡張4肝腫瘍D2モザイクパターン5肝腫瘍D1クラスターサイン5肝腫瘍D1肝内胆管・血管のいずれかの断裂を伴う5肝腫瘍D1※ただし、マージナルストロングエコー・カメレオンサイン・ワックスアンドウエインサインのいずれかを認める2肝血管腫C囊胞性病変2肝囊胞B充実部分(囊胞内結節・壁肥厚・隔壁肥厚など)を認める4肝囊胞性腫瘍D2石灰化像(気腫像を含む)注1)2肝内石灰化B肝内胆管拡張を伴う3肝内胆管結石または気腫D2びまん性病変高輝度肝・肝腎コントラスト・脈管不明瞭化・深部減衰のいずれかを認める注2)2脂肪肝C肝縁鈍化、粗造な実質エコーパターンおよび表面結節状凹凸を認める3慢性肝障害D2肝内胆管拡張3肝内胆管拡張D2血管異常2肝血管異常D2異常所見なし1A描出不能0描出不能D2注1)・石灰化像は音響陰影を伴う高エコー像をさす。  ・転移性肝がんなど石灰化を伴う充実性腫瘤の一部でないことを確認する。  ・多発する場合には日本住血吸虫、エキノコックスなど寄生虫由来の病変を念頭に置きその配置や肝実質のエコーパターンに注意する。注2) 限局性低脂肪化域の後発部位に認められる不整形の低エコー域でスペックルパターンに乱れがなくカラードプラにて血流走行に偏位を認めない場合には充実性病変としない。(日本消化器がん検診学会超音波検診委員会ほか.腹部超音波検診判定マニュアル.日本消化器がん検診学会雑誌.52(4),2014,476.)

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