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25●われわれの施設では撮影順番を固定し、25断面の画像保存を遵守している3）。可能な限り各2方向からの撮影断面が入るようにしており、肝臓では12/25断面を保存している。肝臓が大きな臓器であることと、超音波検査の1回の描出範囲が狭いという弱点を克服するために、複数枚の保存画像が必要となる。●12断面の撮影をすることで2cmを超えるような腫瘤性病変であれば、どこかの断面で一部でも映っている公算となる。① 正中縦走査（S2：外側上区域・S3：外側下区域中心）（大動脈面）② 正中縦走査（S1：尾状葉～S3：外側下区域中心）（下大静脈面）③ 左肋骨弓下走査～正中横走査（S1：尾状葉～S3：外側下区域中心）④ 正中横走査～右肋骨弓下走査（S4：内側区域・門脈臍部中心）⑤右肋骨弓下走査（S5：前下区域中心）⑥ 右肋骨弓下走査（S6：後下区域・S7：後上区域中心）⑦右肋骨弓下走査（S8：前上区域中心）⑧右肋骨弓下走査（肝静脈中心）⑨右肋間走査（S8：前上区域中心）⑩右肋間走査（S5：前下区域中心）⑪右肋間走査（S7：後上区域中心）⑫右肋間走査（S6：後下区域中心）肝臓の基本走査2Chapter 1肝臓の基本走査2