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10 二次評価は、病歴聴取とより詳細な身体所見との2つから構成されている(表1-3、表1-4)。これを行った後に「呼吸」「循環」に分けて病態分類(判定)を行う(表1-5)。 病態分類(判定)の「呼吸」においては、実際には呼吸音や徐呼吸などから、ほとんどの場合、病態分類(判定)は可能でそれほど困難ではない。しかし「循環」においては身体所見のみから常に正確な病態分類(判定)を行うのは容易ではなく、かといって緊急時に詳細な検査を行うには時間がかかりすぎる。この点が改善すべき点であり、POCUを併用することにより改良できる点ではないかと考えている。実際のPOCUの応用方法については、RUSH exam4)という形で後述する(→15ページ〜)。二次評価3体系的アプローチの改善点4一次評価後の重症度分類(判定)(文献1より引用)表1-2判 定呼吸障害循環障害ショック・呼吸窮迫・呼吸不全重症度・代償性ショック・低血圧性ショックA~Eの異常を判定心肺機能の重症度を判定

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